KOBO TIMESKOBOタイムズ

2022.01.10|

2022 MATSUNAGA KOBO FIRST PROJECT.【TORAROBO】を製作しました。

新年あけましておめでとうございます。
昨年は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 
さて、弊社では2021年の干支にちなんだ【USHIROBO(牛ロボ)】に続き、2022年のファーストプロジェクトとして【TORAROBO(寅ロボ)】を製作しました。
 

 
このプロジェクトは当社の技術者からの発案により2020年からスタートした「職人が考えて物を作る、ものづくりの原点」にかえった企画です。

今まで培ってきた家具製作における経験やスキルを元に、さらに細かく精巧なプロダクト作りに挑みました。

構想から設計、製作を含めると約10ヶ月間ほどかかっている、技術者渾身の作品です!
 

 
◯製作した技術者のインタビュー
 
【こだわりのポイントは?】
 
「虎の生態を観察し、ポージング(動きやフォルム)をできるだけ正確に再現しました。関節を細かく作ることで、犬でいう伏せや、お座りポーズなどの、複雑な動きも可能です。
木材以外にも、蝶番や吸気口のメッシュなど約300近いパーツで構成されています!」
「さらにこのパーツは日々の作業から出る端材を利用して製作しています。余すところなく使うことで材料にたいしての感謝の気持ちも忘れません!」
 

 

 
【特に苦労した点は?】
「同じ部品がいくつもあるため、一つ一つ同じクオリティで製作をしないといけない点で苦労しました。
また、自立できることが必須ですので、関節パーツの軸の硬さなど細かい調整が必要でした。
虎の特徴である模様の色付けですが、下塗りでつけた模様が油性塗料の上塗りでとけてしまい、困難でした。」
 

 
USHIROBOを製作した際に発生した課題を踏まえて、今回のTORAROBOは修理や部品交換などメンテナンスをしやすい構造に設計したとのこと。
こういった点も含め、弊社の家具作りに活かされています。

製作の過程の苦労を乗り越えて完成した、クオリティの高いTORAROBOは、家具づくりの技術の結晶です!
 
弊社ショールームで展示しておりますので、ご覧になりたい方は、ぜひお気軽にお越しください!
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 
松永工房スタッフ一同